人間ドック
職場や自治体で受ける健診には含まれない検査項目が多く、身体の状態を詳しく調べることができます。
様々な生活習慣病や腎臓病、がん、甲状腺疾患などの病気を早期発見し、治療を行うことが人間ドックの目的です。
浦安ツバメクリニックでは腎ドック、糖尿病ドック、甲状腺ドックの3つをご用意しております。
腎ドック
慢性腎臓病は、腎臓の機能が低下している状態やたんぱく尿が出ている状態が3か月以上続く疾患です。
日本人の成人約5人に1人は、慢性腎臓病があるといわれています。
慢性腎臓病は進行するまでなかなか気づきにくい病気ですが、当院の腎ドックを受診することで、あなたの腎臓をまるっと調べることができます。
こんな方におすすめ
- 自分の腎臓は大丈夫だと自信がある
- 自分の腎臓に漠然とした心配や不安がある
- 高血圧症・糖尿病・高尿酸血症の治療中
- 痛風及び尿管結石症で痛い経験がある
- 熱中症や脱水症で倒れたことがある
- 妊娠高血圧症候群の既往がある
- 体格がかなり大柄もしくはかなり小柄
- 比較的短期間で体重の増減が激しい
- 40歳以上で塩辛いものを好む
- 過度な発汗を伴うスポーツの習慣がある
- 荷重型の筋トレを行っている
- たくさん汗をかいた後のお酒が好き
- 長期に渡る喫煙習慣がある
- 生活が不規則で体の負担を感じている
- 職業柄、就業中の水分摂取を控えている
料金
・25,300円(税込、診断書 1通込)
*2通目以降は1通につき、2,200円(税込)いただきます。
*腎ドックは初日の診察・検査とは別に、後日対面もしくはオンラインでの結果説明および栄養指導が付きます。
・基本コース(定期健康診断や雇入時健康診断など)と同時受診の場合は、19,800円(税込)
検査項目
診察 |
問診、視診、触診など |
|
身体測定 |
身長、体重、BMI、腹囲 |
|
循環器検査 | 血圧 | |
生理検査 | 血圧脈波検査(ABI/PWV) | 血管年齢を評価します |
腎臓超音波(エコー)検査 | 腎臓や膀胱・前立腺を超音波診断装置で撮影し、腎臓の形態や血流などを評価します | |
尿検査 | 尿定性 | |
尿沈渣 | ||
尿蛋白定量 | ||
尿アルブミン定量 | ||
尿中L-FABP | ||
推定塩分摂取量 | ||
血液検査 | 血中脂質 | 中性脂肪 |
HDLコレステロール | ||
LDLコレステロール | ||
糖代謝 | 空腹時血糖 | |
HbA1c | ||
一般血液 | 白血球数 | |
赤血球数 | ||
ヘモグロビン | ||
血小板数 | ||
血沈(体内に炎症などの異常があるかどうかを調べる検査) | ||
肝機能 | AST(GOT) | |
ALT(GPT) | ||
γ-GTP | ||
生化学 | 尿酸 | |
腎機能 | 尿素窒素(BUN) | |
クレアチニン | ||
eGFR | ||
シスタチンC(クレアチニンとは異なる腎機能の指標) | ||
電解質 | ナトリウム | |
カリウム | ||
クロール | ||
カルシウム | ||
リン | ||
マグネシウム | ||
結果説明(後日、オンライン可) | 腎臓専門医による詳細な結果説明を行います | |
栄養指導(後日、オンライン可) | 腎臓病のステージに応じた食事・運動に関する指導を行います |
尿中L-FABP
L-FABPは、尿蛋白や尿アルブミンに比べ、腎機能の障害をより早い段階から捉えることができます。
また、慢性糸球体疾患、糖尿病性腎症を含む心腎イベントの予測や治療効果の評価における活用にも期待が寄せられています。
シスタチンC
シスタチンCは、クレアチニンと同様に腎臓の働きが悪くなると値が上昇するので、腎機能を評価するために測定します。
クレアチニンと異なり、筋肉量の影響を受けないため、クレアチニンよりも正確に腎機能の評価ができます。
糖尿病ドック
糖尿病患者は、予備軍を含めると6人に1人の割合です。
日本人は糖尿病になりやすい体質とされ、やせている人でも糖尿病になることがあるので注意が必要です。
当院の糖尿病ドックは健康管理、病気の発症予防を目的とした「糖尿病」に特化した内容のドックです。
糖負荷試験を行い、FreeStyleリブレ2®もしくはDexcom G7®を用いることで、一般的な健診では見つけにくい、食後だけ血糖値が上がる食後高血糖「グルコーススパイク」を見つけることができます。
将来糖尿病と診断される前に食後高血糖を見つけましょう。
当院では血液検査以外にも、頸動脈超音波(エコー)検査など動脈硬化を調べる検査を一緒に行います。
こんな方におすすめ
- 家族に糖尿病の人が多い
- 家族に心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化の病気が多い
- 最近体重が増えてきた
- 高血圧、脂質異常症など生活習慣病がある
- 血糖を測ってみたい
- 最近、動く量が減ってきている
料金
・33,000円(税込、診断書 1通込)
*2通目以降は1通につき、2,200円(税込)いただきます。
*糖尿病ドックは初日の診察・検査とは別に、後日対面もしくはオンラインでの結果説明および栄養指導が付きます。
・基本コース(定期健康診断や雇入時健康診断など)と同時受診の場合は、26,400円(税込)
検査項目
診察 |
問診、視診、触診など |
|
身体測定 |
身長、体重、BMI、腹囲 |
|
循環器検査 | 血圧 | |
安静時心電図 | ||
生理検査 | 自律神経機能検査(CVRR) | 糖尿病で生じやすい自律神経障害を検出します |
血圧脈波検査(ABI/PWV) | 血管年齢を評価します | |
頸動脈超音波(エコー)検査 | 頸動脈を超音波診断装置で撮影し、動脈硬化の程度や進行状況などを評価します | |
尿検査 | 尿定性 | |
尿アルブミン定量 | ||
血液検査 | 血中脂質 | 中性脂肪 |
HDLコレステロール | ||
LDLコレステロール | ||
糖代謝 | 空腹時血糖 | |
HbA1c | ||
一般血液 | 白血球数 | |
赤血球数 | ||
ヘモグロビン | ||
血小板数 | ||
肝機能 | AST(GOT) | |
ALT(GPT) | ||
γ-GTP | ||
生化学 | 尿酸 | |
腎機能 | 尿素窒素(BUN) | |
クレアチニン | ||
eGFR | ||
ブドウ糖負荷試験 | ブドウ糖を飲んでいただいたあとに数回採血することによって、通常の健診ではわかりにくい隠れ食後高血糖も見つけることができます(2時間程度かかります) | |
持続血糖測定(10〜14日間) | FreeStyleリブレ2®もしくはDexcom G7®を用います | |
結果説明(後日、オンライン可) | 詳細な結果説明を行います | |
栄養指導(後日、オンライン可) | 結果に応じた食事・運動に関する指導を行います |
ブドウ糖負荷試験
ブドウ糖負荷試験は、糖尿病をもっとも確実に診断できる検査です。
ブドウ糖を飲んでいただいたあとに数回採血することによって、通常の健診ではわかりにくい隠れ食後高血糖も見つけることができます。
ブドウ糖負荷試験の方法
①10時間以上絶食後、朝、空腹のまま来院していただきます
②空腹のまま採血し、血糖値とインスリンの値を測定します
③ブドウ糖75 gを溶かした水を飲んでいただきます(糖負荷)
④ブドウ糖負荷後、30分、1時間、2時間後に採血し、血糖値とインスリンの値を測定します
間歇スキャン式持続血糖測定器
近年FreeStyleリブレ2®やDexcom G7®などの間歇スキャン式持続血糖測定器が登場し、センサーを腕に取り付けることで、24時間持続で10〜14日間も連続して血糖測定ができるようになりました。
つまり毎回痛い思いをすることなく、読み取り装置(対応スマートフォンやリーダー)をかざすだけで、いつでも血糖値を知ることができます。
この間歇スキャン式持続血糖測定器は現在糖尿病治療において広く使用されています。
一般的な健診では見つけにくい、食後だけ血糖値が上がる食後高血糖「グルコーススパイク」を見つけることができます。
甲状腺ドック
日本人の5~6人に1人は、何らかの甲状腺疾患があるといわれています。
なかなか気づきにくい甲状腺機能低下症や、バセドウ病などの甲状腺機能亢進症、甲状腺良性腫瘍や癌の有無等がわかります。
こんな方におすすめ
- 甲状腺の病気が心配
- 動悸を感じるが、心臓に異常はないと言われた
- なんとなくだるい
- 心当たりのない体重の増減があった
- 以前、甲状腺の疾患の疑いがあると言われた
料金
・14,300円(税込、診断書 1通込)
*2通目以降は1通につき、2,200円(税込)いただきます。
・基本コース(定期健康診断や雇入時健康診断など)と同時受診の場合は、9,900円(税込)
検査項目
診察 | 問診、視診、触診など(甲状腺の大きさ、甲状腺に腫瘤がないかをチェックします) | |
身体測定 | 身長、体重、BMI | |
循環器検査 | 血圧、脈拍 | |
生理検査 | 甲状腺超音波(エコー検査) | 甲状腺を超音波診断装置で撮影し、甲状腺腫・甲状腺癌を鑑別します |
血液検査 | 甲状腺ホルモン検査 | TSH |
FT3 | ||
FT4 | ||
腫瘍マーカー | サイログロブリン | |
CEA |
甲状腺刺激ホルモン(TSH)
TSHの測定により、下垂体のTSH分泌機能や甲状腺の機能異常を判定することができます。
特発性甲状腺機能低下症・慢性甲状腺炎・TSH産生腫瘍・甲状腺摘出後で高値を示し、甲状腺機能亢進症・バセドウ病等で低値を示します。
遊離トリヨードサイロニン(FT3)、遊離サイロキシン(FT4)
FT3・FT4の測定により、甲状腺機能の亢進・低下状態を推測することができます。