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年末年始の食事、気をつけるのは「全部」じゃなくて「ここ」!

[2025.12.29]

今年も残りわずかとなりました。管理栄養士のLiLiです。
 本年も当クリニックの診療にご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。

年末年始は、ご家族や大切な方と食事を楽しむ機会が増える時期ですね。
 楽しむ時間を大切にしながら、体調を大きく崩さないために、少しだけ意識しておきたいポイントがあります。

今回は、糖尿病・肥満症・高血圧・脂質異常症のある方に向けて、年末年始の食事の工夫をご紹介します。
 できるところから、無理のない範囲で取り入れてみていただけると幸いです。

【年末年始の食事の特徴】

年末年始は、普段とは食事の内容やリズムが変わりやすく、次のような特徴があります。

・野菜が不足しやすい

・おせち料理などの取り分け料理が多く、食べた量が分かりづらい
 ・塩分や脂質が多くなりやすい
 ・食事時間が不規則になりやすい
 ・お菓子を口にする機会が多くなりやすい

年末年始は「完璧に気をつける」よりも、楽しみながら少し整える意識が大切です。

ここからは、糖尿病・肥満症の方、脂質異常症の方、高血圧の方それぞれに向けて、年末年始の食事で意識したいポイントをお伝えします。

 

【糖尿病・肥満症の方】

  • 取り分け料理は最初に「自分の分」を意識

おせち料理やオードブルは取り分け料理が多く、少しずつのつもりでも、気付かないうちに食べ過ぎてしまいがちです。
 食べ始める前に、あらかじめ自分の分をお皿に取り分けておくと、「どれだけ食べたか」が分かりやすくなります。
 量を意識しやすくなることで、塩分や脂質のとり過ぎの予防にもつながります。

  • お菓子も「量を決めてから楽しむ」

年末年始は、お菓子を口にする機会が増えやすい時期です。
 無理に我慢する必要はなく、食べ方を少し意識することで、食べ過ぎを防ぎやすくなります。

・空腹時は避け、食後に少量楽しむ
 ・袋のまま食べず、小皿に出して量を見える形にする
 ・食べ始める前に、あらかじめ量を決めておく

このような工夫を取り入れることで、年末年始の食生活を整えやすくなります。

【脂質異常症の方】

  • 脂質の多い料理が続かないように意識する

年末年始は、揚げ物や肉料理が続きやすく、知らないうちに脂質の摂取量が増えがちです。
 料理の選び方や組み合わせを少し意識することが、脂質のとり過ぎ予防につながります。

・魚料理(焼き魚、煮魚、刺身など)や、大豆製品(冷ややっこ、がんもどきなど)を取り入れる
 ・揚げ物を食べた時は、次の食事や翌日は揚げ物を避けるなど、重ならないようにする

脂質の多い料理が続かないようにすることで、食事全体のバランスが整いやすくなります。

  • お菓子は「量を決めて楽しむ」

年末年始は、菓子を口にする機会が増え、知らないうちに脂質や糖質の摂取量が増えやすい時期です。脂質異常症のある方も、菓子の量を意識することが大切です。

・スナック菓子や洋菓子など脂質の多い菓子は、量を決めて食べる
 ・和菓子は脂質少なめですが糖質が多いため、食べる量を意識する

食べる前に量を決めておくことで、脂質・糖質・エネルギーのとり過ぎを防ぎやすくなります。

【高血圧のある方】

  • 塩分の多いものの重なりに注意する

年末年始は、年越しそばやお雑煮、鍋物、漬物など、塩分の多い料理が重なりやすい時期です。
 高血圧のある方は、塩分が重ならないように意識するのがポイントです。

・年越しそばは、つゆを飲み干さず、量を控える(つゆは半分以上残せるといいですね)
 ・お雑煮は1日1杯を目安にし、具だくさんにして汁は残す
 ・漬物と汁物は、同じ食事で重ならないようにする
 ・鍋物は具を中心に食べ、締めの汁はできるだけ控える

塩分の多い食品が続かないようにすることで、1日の塩分量を調整しやすくなります。

【まとめ】

年末年始は、普段とは少し違う食事を楽しむ機会が増える時期ですね。
 楽しみながらも、体調を大きく崩さないよう、「量を決める」「組み合わせを意識する」など、できるところから取り入れてみましょう。

体調や検査値について気になることがありましたら、年明けの受診時にお気軽にご相談ください。
 来年も、皆さまの健康づくりを食事の面からサポートしてまいります。
 どうぞ、健やかな年末年始をお過ごしください。                        

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