発熱・かぜ症状外来について
2023年7月18日(火)から発熱・かぜ症状外来を開設しており、千葉県の第二種協定指定医療機関に指定されております。
原則として、発熱・かぜ症状外来では12歳(中学生)以上の方を診療対象とさせていただいております。
中学生の方は、原則保護者の方同伴でお越しください。
高校生以上で迅速検査をご希望の方が、お一人でご来院の場合、検査実施に関して保護者の方のご了承が必要となりますのでご留意ください。
当院へ通院される方の多くは腎臓病や糖尿病など基礎疾患をお持ちであり、発熱・かぜ症状外来は時間帯を分けての対応となり、完全予約制でございます。
そのため、発熱・かぜ症状外来を受診の方はご予約の時間通りにご来院ください(お早めにご来院いただいても診察を受けられません)。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症治療薬であるラゲブリオ®、パキロビッド®パック、ゾコーバ®は処方・調剤時に細心の注意が必要な薬剤です。
そのため、当院でのラゲブリオ®の処方は、原則として慢性疾患で当院かかりつけの方に限定させて頂きます。
現在、パキロビッド®パックやゾコーバ®は取り扱っておりません。
また、当院では鼻咽頭ぬぐい液による新型コロナウイルス・インフルエンザウイルス同時抗原検査など、各種抗原検査が実施可能です。
唾液検査やPCR検査には対応しておりませんのでご注意ください。
その他、抗インフルエンザウイルス薬としてタミフル®やイナビル®等の薬剤を取り扱っておりますが、当院の迅速検査でインフルエンザ陽性が確認でき、臨床症状として矛盾のない方へのみ抗インフルエンザウイルス薬を処方いたします(ご本人の検査結果であることが確認できないため、ご自宅のキットで陽性の結果をもって抗インフルエンザウイルス薬の処方はできませんのでご了承ください)。
当院では予約から会計までシームレスに行うことのできるデジスマ診療や、キャッシュレス決済を導入しておりますので、ご活用ください。
このような症状はありませんか?
- 37.5℃以上の発熱がある
- 息苦しさがある
- 全身のだるさがある
- 味覚障害、嗅覚障害がある
- 微熱が続く
- 海外渡航後に体調不良が続く
- 新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に該当する
発熱・かぜ症状外来の目的
新型コロナウイルス感染症が広がったことで、当院でも発熱・かぜ症状外来を設置しております。
当院は腎臓病、糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方の受診が多く、発熱や、発熱が無くともせき、たん、のどの痛み、下痢、全身の発疹などの症状がある方は、必ず当院のWEB予約より発熱・かぜ症状外来の予約を取得の上、受診をお願いいたします(予約を取得せず、直接受診された場合は、別の日時での対応をさせていただきます)。
2023年5月8日以降、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したのを受けて院内での診療体制になっております。
院内感染対策を目的に空気清浄機を設置し、随時の換気を実施する感染対策を行っておりますのでご安心ください。
また、院内滞在時間が長引くことのないように予約制度(デジスマ診療)を導入しておりますので、ぜひご活用ください。
感染症状のあるかたの検査について
当院では、感染症状のある方に対して、新型コロナウイルスおよびインフルエンザ同時検出抗原検査キットや、A群溶連菌抗原キット等での抗原検査を実施しております。
唾液検査やPCR検査は現在、実施しておりません。
受診の流れ
- 発熱や、発熱が無い場合でも、せき、たん、のどの痛み、下痢、全身の発疹など、新型コロナウイルス感染症や、その他の感染症が疑われる症状のある場合、WEB予約にてご予約ください。
- 指定のお時間にご来院いただき、必要に応じて抗原検査(コロナ感染症・インフルエンザ感染症同時検出キットなど)を行います。
※抗原検査の結果は15分程度でお伝えします。
※唾液検査やPCR検査は現在行っておりません。 - 診察、検査が終わりましたら、お会計いただいたのちに、ご帰宅となります。
当院では予約から会計までシームレスに行うことのできるデジスマ診療や、キャッシュレス決済を導入しておりますので、ご活用ください。 - 処方箋は会計時にお渡しいたします。
新型コロナウイルス等の感染の場合は、後ほど処方箋を薬局に送付させていただくことがあります。その場合、お薬の受け取り方は、薬局にお電話の上、ご確認ください。
ご予約について
当院は、WEB予約システムを導入しており、事前にご予約いただくことでスムーズな診療を心がけております。
予約なしの方は、別の日時での対応とさせていただくこともあります。ご了承ください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療について
ラゲブリオ®(モルヌピラビル)について
ラゲブリオ®(モルヌピラビル)は、2021年12月24日に承認された、COVID-19に対する国内初の経口治療薬です。
ラゲブリオ®は新型コロナウイルスに感染した方の体の細胞内でウイルスが増殖する際、その遺伝情報(RNA)の複製を妨げることにより、抗ウイルス作用を発揮します。
臨床試験では、この薬を内服することで入院又は死亡に至るリスクを30%減らせることが報告されています(入院又は死亡に至るリスク:プラセボ群 9.7%に対し、モルヌピラビル投与群 6.8%)。
また、ラゲブリオ®はオミクロン株にも有効とされています。
この薬は、下記の諸条件に該当する方に対して投与を考慮します。
すべてのCOVID-19患者の方が投与対象となるわけではないことに御留意下さい。
- PCR検査または抗原検査等でCOVID-19と診断されていること
- 18歳以上であること
- 重症化リスクが高いこと(61歳以上、糖尿病、重篤な心疾患、慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、肝硬変、BMI 30以上の肥満、活動性のがん等)
- 投与開始時点で軽症または中等症I(酸素投与が不要)であること
- 妊娠または妊娠している可能性がないこと
ラゲブリオ®は処方・調剤時に細心の注意が必要な薬剤です。
そのため、当院でのラゲブリオ®の処方は、原則として慢性疾患で当院かかりつけの方に限定させて頂きます。
ラゲブリオ®の基本的な情報
COVID-19の症状が出現し、診断が得られ次第、速やかに(5日以内)内服を開始します。
1回4カプセルを1日2回(1日8カプセル)、5日間内服します。
パキロビッド®パックについて
パキロビッド®パックは、米国ファイザー社が開発した、国内2例目となるCOVID-19の経口治療薬です。
パキロビッド®パックは新型コロナウイルスに感染した方の体の細胞内でウイルスが増殖する際、ウイルスの材料となるタンパク質の合成を妨げることにより、抗ウイルス作用を発揮します。
臨床試験では、発症後3日以内にパキロビッド®パックを投与した場合、入院又は死亡に至るリスクを89%減少できることが報告されています(入院又は死亡に至るリスク:プラセボ群 7.0%に対し、パキロビッド®パック投与群 0.8%)。
この薬は、COVID-19の蔓延という緊急性の高い状況において、通常よりも簡素化された手続きによって特例承認されたものです。
そのため、有効性や安全性に関する情報は限られており、投与の適格性について厳密な判断が必要となります。
具体的には、下記の諸条件に全て当てはまる方に対して、投与を考慮します。
すべてのCOVID-19患者の方が投与対象となるわけではないことに御留意下さい。
- PCR検査または抗原検査等でCOVID-19と診断されていること
- 12歳以上であること
- 投与開始時点で軽症または中等症I(酸素投与が不要)であること
- 重症化リスクが高いこと(60歳以上、BMI 25超の肥満、喫煙者、慢性肺疾患、高血圧、心血管疾患、糖尿病、慢性腎臓病、活動性のがん等)
- 本剤に対する過敏性の既往がないこと
- 併用禁忌薬を使用していないこと
- 重度の腎機能障害(eGFR 30 mL/min/1.73m2未満)がないこと
- 投与にあたりご本人の同意があること
パキロビッド®パックは、併用注意・禁忌となる薬剤(飲み合わせが悪い薬)が数多くあるほか、腎機能により投与量の調整が必要となるなど、処方・調剤時に細心の注意が必要な薬剤です。
当院では、パキロビッド®パックの処方は行っておりません。