血管年齢、測ってみませんか?
新しい年が始まり、寒さが身に染みる季節となりました。こんにちは看護師のユズです。
本年もみなさまの健康な生活に貢献できるようスタッフ一同取り組んでまいります。
どうぞ宜しくお願いいたします。
血管年齢(実年齢とは別に血管のしなやかさ、硬さを基準にした血管年齢のこと)を測ったことはありますか?
当院では、動脈硬化の程度を測定し「血管年齢」を推定する「血圧脈波検査(ABI検査・PWV検査)」が可能です。
★ABI検査
ABIとは足首と上腕の血圧の比のことで、動脈の狭窄や閉塞を評価する指標です。
健康な方では足首の血圧が上腕の血圧よりやや高いのですが、下肢の血管に狭窄や閉塞があると血流が悪くなるため足首の血圧が低くなります。足首と上腕の血圧を同時に測定することで動脈の狭窄の程度が分かります。
★PWV検査
PWVとは心臓から押し出された血液の拍動が血管を通じて手や足に伝わる速度のことです。
健康な軟らかい血管では脈がゆっくり伝わり、動脈硬化の進んだ硬い血管では脈が速く伝わります。
脈の伝わる速度を計測することで、動脈硬化の進展程度を予測できます。
★検査方法
ベッド上で仰向けになり、両腕・両足首に血圧計の帯を装着します。検査時間は5分程度で、当日結果をプリントアウトしてお渡しします。
動脈硬化の危険因子には、喫煙、メタボリックシンドローム、慢性腎臓病、高尿酸血症、脂質異常症、高血圧、糖尿病、ストレス、運動不足などがあります。
ご自身の血管の健康状態を把握することが、動脈硬化の予防や早期発見に寄与し、将来のイベント発症率を低下させます。
生活習慣の改善に努めるとともに、定期的に検査を受けることをお勧めします。
一度測定してみてはいかがでしょうか。
【お渡し書類画像例】