総合内科(総合診療科)とは
皆様は総合内科(総合診療科)と聞いて、どのような診療科を想像しますか?
総合内科(総合診療科)
総合内科(General Internal Medicine)は、成人の方が持つ一般的かつ広範な健康問題に対して診断、治療、管理を行う医学の分野です。
一方、総合診療科(General Practice)は、広範な疾患や健康問題に対して一般的な診断、治療、管理を行う医学の分野であることは同じですが、一般的な内科疾患のみならず、小児科疾患や婦人科疾患への対処など、家庭医療としての側面を持っているのが特徴です。
浦安ツバメクリニックのすべての医師は、有名病院での研修を通じて総合内科医としてのトレーニングを積んでおり、総合内科(院内標榜)外来を開設しております。
総合内科の特徴
総合的・包括的な医療ケアの提供
総合内科医は、複数の病気を持つ方へ包括的な医療ケアを提供し、健康状態を総合的に管理します。健康状態を総合的・網羅的に評価し、慢性疾患(高血圧、糖尿病、高脂血症など)を含めたすべての問題点へのアプローチを行います。お一人お一人の生活習慣の改善に二人三脚で取り組みながら、適切な薬物療法を実施します。
浦安ツバメクリニックでは、腎臓病、糖尿病、甲状腺疾患への専門的医療を提供しますが、循環器疾患、消化器疾患、呼吸器疾患などほとんどの内科疾患に対しても、検査や治療(薬剤調整を含む)などのアプローチが可能です。一方で、専門医に診てもらった方が良いような段階(症状が強い、検査データが芳しくないなど)に至っている方に対しては、速やかに専門医への紹介を行います。
未診断の疾患の早期発見
病歴を詳しく聴取し、診察や必要な検査を通じて、未診断の疾患の早期発見と管理を行います。以前NHKで「総合診療医ドクターG」という番組がありましたが、様々な病院へ行っても診断のつかない体の不調や症状について診断をつけるというものでした。総合内科の医師は一つの臓器にとらわれず、体全部をみるトレーニングを受けており、こういった役割を担っています。
例えば、「胃が痛いけど、のども痛い」という方の場合は、何科を受診することになるでしょうか?おそらく多くの場合は、「胃の痛み=消化器内科」、「のどの痛み=耳鼻咽喉科」になると思います。それぞれが別々の病気のせいで起こっていれば、この2つの診療科を受診すれば解決するかもしれません。しかし、その2つの症状が1つの病気によるものだった場合に診断が適切になされない恐れがあります。その原因は実は胃でも、のどでもなく、心臓の病気(心筋梗塞)が原因だった、ということもあるからです。
適切なタイミングでの専門医や医療機関への紹介
ある病気が疑われたり、診断がついた場合に、浦安ツバメクリニックで完結できる病気であれば検査、治療まで行います。一方、病気によっては、心臓カテーテル検査や内視鏡検査、手術など、浦安ツバメクリニックでは実施が難しい検査・治療が必要になることがあります。このような場合は、他の専門医や医療機関への紹介を速やかに行います。
ヘルスメンテナンス
ヘルスメンテナンス(予防医療)は、健康を維持・増進するために医療者が患者さんに対して積極的に行う推奨・勧奨のことです。一般的に、スクリーニング、カウンセリング、予防接種、予防的内服に分類されます。患者さんの健康に責任を持つ身近なかかりつけ医として、浦安ツバメクリニックでは病気の管理だけではなく、予防医療についてもエビデンスに基づいた適切な情報を提供します。
生活習慣病等の慢性疾患で当院へ定期通院されている方を対象に、他院で受診された健診・人間ドックの結果などを含めて一元的に管理を行い、内視鏡検査など当院では実施できない検査を含めて各種スクリーニング検査や、予防接種等の計画立案と適切なタイミングでの勧奨を行います。
浦安ツバメクリニックの総合内科外来では、皆様へ包括的な医療・ケアを提供し、病気の早期発見や予防・ヘルスメンテナンス、慢性疾患の管理など、幅広い役割を果たすことを約束します。また、他の専門医や医療機関の受診が望ましい病気が見つかった場合は、積極的に近隣の医療機関をご紹介します。健康のことでお悩みのことがあれば、なんでもご相談ください。