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季節性インフルエンザワクチン接種について

2024年度の接種は2024年10月1日から開始いたします
(2024年9月1日から予約開始)

当院では、10歳(小学5年)以上の方への接種が可能です。
接種当日2か月前の午前10時よりWEBでご予約いただけます。

インフルエンザワクチン接種の予約はこちら

インフルエンザ予防接種の費用

季節性インフルエンザワクチン 3,500円(毎年改定)
季節性インフルエンザワクチン(チメロサールフリー) 4,500円(毎年改定)

原則として全額自己負担です。
*ただし、定期接種対象者(65歳以上の人、特定の疾病がある60~64歳の人)は、公的扶助が受けられます。
*浦安市や市川市在住の方で、子どもインフルエンザ予防接種助成対象の方は費用の一部補助が受けられます。
*当日無断キャンセルされた場合は、実費をご請求させていただくことがございます。

予防接種の際にご持参いただくもの

  • 本人確認書類(健康保険被保険者証、マイナンバーカードなど)
  • 母子手帳
  • お薬手帳(お持ちの方)
  • 診察券(お持ちの方)保険証、子ども医療費助成受給券(お持ちの方)
    (副反応対応等で診療が必要となった場合のため、ご持参ください)
  • インフルエンザ予防接種予診票

*助成を利用した接種をご希望の方は、自治体より送付された予診票等の書類を必ずお持ちください(ご持参いただけない場合は自費での接種となります)。
*上記助成の対象外の方でも、事前に下記予診票にご記入の上、お持ち頂くとご案内がスムーズになり、院内での待ち時間が短くなります。

インフルエンザ予防接種予診票はこちら

インフルエンザ予防接種予診票(チメロサールフリー)はこちら

*中学生の接種時は、保護者同伴でお越しください。
*高校生以上の未成年の方は、予診票に保護者のご署名が必要です。

インフルエンザワクチンによるメリット

シーズンによって変動はあるが、ワクチン有効率は24〜74%

ワクチン有効率はシーズンによって変動があるものの、年齢別有効率は小児(20 歳未満)で 43〜69%、成人(20〜64 歳)で 35〜74%、高齢者(60 歳超)で 24〜63%という報告(Belongia EA, et al. Variable influenza vaccine effectiveness by subtype: a systematic review and meta-analysis of test-negative design studies. Lancet Infect Dis 2016; 16: 942-51. PMID: 27061888)があります。

院内死亡リスクの減少に関連

また、ワクチン接種により、18~49歳(aOR 0.21)、50~64歳(aOR 0.48)、65 歳以上(aOR 0.39)と、各世代の院内死亡オッズの減少に関連していたとする報告(Arriola C, et al. Influenza Vaccination Modifies Disease Severity Among Community-dwelling Adults Hospitalized With Influenza. Clin Infect Dis 2017; 65: 1289-1297. PMID: 28525597)もあります。

肺炎合併リスクを低減

そして、ワクチン接種が、インフルエンザに関連する肺炎発症のリスクを低減したという報告(Grijalva CG, et al. Association Between Hospitalization With Community-Acquired Laboratory-Confirmed Influenza Pneumonia and Prior Receipt of Influenza Vaccination. JAMA 2015; 314: 1488-97. PMID: 26436611)があります。

インフルエンザ予防接種のスケジュール

13歳未満  2回接種
13歳以上  1回接種もしくは2回接種

インフルエンザが流行する12月~3月頃から逆算して12月中旬までには接種を受けておくのがおすすめです。
流行するウイルスの型が毎年変わること、ワクチンの効果は4~5ヶ月経つと薄れていくことから、1年後には改めて接種を受ける必要もあります。

インフルエンザ予防接種を特に受けておきたい人

基本的に全ての人が受けておくと安心なワクチンですが、次のような方は特に受けておきたいです。

  • 多数の人と接触する職業の方

  • 受験生の方

  • 持病を持っていてインフルエンザにかかると重症化する恐れのある方

1回接種と2回接種

13歳以上の方は、1回接種が原則

ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン 0.5 mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られたとの報告(平成28年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD(vaccine preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究(研究代表者:廣田良夫(保健医療経営大学))があるためです。

諸外国の状況について、世界保健機関(WHO)は、インフルエンザワクチン(不活化ワクチンに限る)の用法において、9歳以上の小児及び健康成人に対しては「1回注射」が適切である旨、見解を示しています。
また、米国予防接種諮問委員会(US-ACIP)も、9歳以上(「月齢6ヶ月から8歳の小児」以外)の者は「1回注射」とする旨を示しています。

医師の判断等により、成人の方が2回接種する場合は、4週間あいだをあけて接種することをお勧めします。

副反応

まれにワクチンの接種直後から数日中に、発疹、じんましん、湿疹、多形紅斑、紅斑、かゆみなどがあらわれることがあります。
全身症状として、発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、一過性の意識消失、めまい、リンパ節腫脹、嘔吐・吐気、腹痛、下痢、食欲減退、関節痛、筋肉痛などがありえます。
また、局所症状として接種部位に発赤、腫脹、硬結、熱感、疼痛、しびれ感などが認められることがありますが、いずれも通常2~3日で消失します。
顔面神経麻癖等の麻癖、末梢性二ユーロパチー、ぶどう膜炎があらわれることがあります。
非常にまれですが、次のような重大な副反応がみられることがあります。
(l)ショック、アナフィラキシー様症状(じんましん、呼吸困難、血管浮腫など)
(2)急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(接種後数日から2週間以内の発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害など)
(3)ギランバレー症候群(両手足のしびれ、歩行障害など)
(4)けいれん(熱性けいれんを含む)
(5)肝機能障害、黄痘
(6)喘息発作
(7)血小板減少性紫斑病、血小板減少
(8)血管炎(アレルギー性紫斑病、アレルギー性肉芽腫性血管炎、白血球破砕性血管炎など)
(9)間質性肺炎
(10)脳炎・脳症、脊髄炎
(11)皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
なお、副反応による健康被害が生じた場合の救済については、健康被害を受けた方またはご家族が独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて手続きを行うことになります。 

チメロサールフリーのインフルエンザワクチンについて

一般の予防注射(不活化ワクチン)には細菌汚染を防ぐためチメロサールと呼ばれる防腐剤(有機水銀)が含まれています。
近年、有機水銀の体内蓄積と副作用が懸念されています。
また、チメロサールを含まないインフルエンザワクチン(チメロサールフリーワクチン)はアレルギー反応のリスクは少ないとされ、注射時の痛みや腫れも軽減される可能性が示唆されています。

当院ではオプションとしてチメロサールフリーのインフルエンザワクチンをご用意しております。
このチメロサールフリーワクチンはワクチンを完全に無菌状態に保つ為、ワクチンを一人分ずつ注射器につめて製造されています。
その為、製造効率が悪く生産量が少ないのが現実です。
ワクチンの予防接種は、先着順となっておりますのでお早めにご相談、ご予約ください。

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