糖尿病の食事療法【パート1】
晴れやかな秋空が広がる季節となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。看護師の“やまと”です。
さて、シリーズでお話をしている糖尿病、基礎知識編から始まり、原因・診断へと進めて参りました。今回からは治療についてのお話となります。みなさんよくご存じの食事療法・運動療法そして薬物療法です。これより食事療法をメインに取り上げていこうと思います。
糖尿病の方であってもそうでない方にも、適正なエネルギー量でバランスの良い規則正しい食事は健康食です。
食事療法では毎日のちょっとした心がけが大切です
食事療法のコツ
☆ ゆっくり、よく噛んで食べる
☆ 朝食・昼食・夕食を規則正しく食べる
☆ バランスよく食べる
☆ 食事は腹八分目でストップする
☆ 夜遅く、寝る前には食べない
すでに実践されている方もおられるのではないでしょうか?私個人としても日々取り組んでいますが、耳の痛いコツばかりで、うまくいかない時もありますし、頑張ることのできた時もあります。時々ご褒美をとり入れながらご自身のペースで続けていける方法を模索されてはいかがでしょうか。
あなたにとって1日に必要なエネルギーはどのくらい?
まず標準体重を計算してみましょう。
つぎに肥満度チェックです。
※BMI: Body Mass Index
肥満指数 |
判定 |
<18.5 |
低体重 |
18.5≦~<25 |
普通体重 |
25≦~<30 |
肥満(1度) |
30≦~<35 |
肥満(2度) |
36≦~<40 |
肥満(3度) |
40≦ |
肥満(4度) |
では、あなたに必要なエネルギー摂取量は?
エネルギー係数の目安
軽い労作(大部分が坐位の静的活動) |
25~30kcal/㎏ 標準体重 |
普通の労作(坐位中心だが通勤・家事・軽い運動を含む) |
30~35kcal/㎏ 標準体重 |
重い労作(力仕事、活発な運動習慣がある) |
35~ kcal/㎏ 標準体重 |
いかがでしたか? 次回からは食事療法の実際についてアップしていく予定です。